ポルシェ ジャパン株式会社とポルシェ カレラ カップ ジャパン (PCCJ)委員会は、2009年より実施している「PCCJスカラシッププログラム」の継続にあたり、2018年のPCCJへシリーズ参戦するドライバーとして上村優太(22歳)を選出いたしました。
2月23日、24日に書類選考によって選ばれた3名の若手ドライバーは、最終審査として富士スピードウェイにて、今シーズンよりPCCJに導入される新型911 GT3 Cupをドライブいたしました。PCCJ委員会がラップタイムに加えてドライバーとしての資質や環境、英語力など総合的な審査をした結果、昨年に引き続いて上村選手をポルシェ ジャパン ジュニアとしてサポートすることが決定しました。上村選手はポルシェ ジャパン ジュニアチームより、2018シーズンのPCCJに参戦いたします。
上村選手は、2013年にカートレースからレーシングドライバーとしてのキャリアをスタートさせました。2014年には鈴鹿サーキットレーシングスクール(SRS-F)に入校し、同スクールを首席で卒業します。2015年、2016年はFIA F4に参戦しています。フォーミュラカー以外での初めてのレースとなった昨年のPCCJにおいては、シーズン序盤は慣れないGTマシンに苦労したものの3勝を飾りオーバーオールでランキング2位を獲得しました。
2年連続でPCCJスカラシップドライバーに選出された上村選手は「今年もPCCJジュニアプログラムのドライバーに選出して頂き大変嬉しく思います。2年目のシーズン参戦のチャンスを頂いたからにはチャンピオン獲得はもちろんの事、1年目で学んだ事を最大限に活かせられるように頑張ります。よりハイパワーで高性能なマシンとなったニュー911 GT3 Cupをドライブできる喜びと共に、今まで以上に白熱したレースを皆様にお見せできると思います。今シーズンも応援宜しくお願い致します」と語りました。
またオーディションに参加した片山義章(24歳)も、新たにポルシェ ジャパン ジュニアとして今シーズンのPCCJへ参戦することが決定いたしました。片山選手は、2016シーズンは全日本F3選手権 Nクラスでシリーズチャンピオン、昨シーズンは同選手権Cクラスでランキング9位となっています。片山選手は新たなチャレンジとなるPCCJ参戦に際して「PCCJのジュニアプログラムドライバーに選んでいただき誠に嬉しい気持ちです。ポルシェといえばレースと誰しもがイメージするように、自分もポルシェに乗ってレースをしたいと思っていました。数々の先輩方がこのプログラムを経て日本のトップカテゴリーで活躍する姿を見ていたので、今回の決定は背筋が伸びると同時に誇りを感じています。日本を代表するポルシェドライバーとしてポルシェ・モービル1スーパーカップに出場し、世界で活躍できるドライバーを目指して戦います」とコメントしています。
上村選手と片山選手は、PCCJのドライビングアドバイザーを務める影山正美をはじめ、PCCJ委員会によるサポートを得てシリーズチャンピオンを目指します。
ポルシェ ジャパン ジュニア プロフィール
上村優太(かみむら ゆうた)
車両: Porsche Japan Junior Program (ゼッケン18番)
生年月日: 1995年4月26日(22歳)
出身地 : 兵庫県
レース戦歴: 2017年 PCCJオーバーオール (シリーズ2位)
2016年 FIA F4 (シリーズ14位)
2015年 FIA F4 (シリーズ11位)
2014年 鈴鹿サーキット レーシングスクール入校/首席で卒業
2013年 カートレースin 鈴鹿 CELL OPENクラス(シリーズチャンピオン)
SNS: Instagram https://www.instagram.com/kamimurayuta31
Facebook https://www.facebook.com/kamimurayuta31
片山義章(かたやま よしあき)
車両: 未定(ゼッケン19番)
生年月日: 1993年11月13日(24歳)
出身地 : 愛知県
レース戦歴: 2017年 全日本F3 Cクラス (シリーズ9位)
2016年 全日本F3 Nクラス (シリーズチャンピオン)
SNS: Facebook https://www.facebook.com/yoshiaki.katayama.5
2018シーズンのPCCJは4月7日、8日に開催する岡山国際サーキットの開幕戦の他、富士スピードウェイで3イベント、鈴鹿サーキットで2イベントを開催いたします。国内レース最大の観客動員数を誇るSUPER GTでの同時開催を中心に、ポルシェ カレラカップ アジアが併催される「ザ・ワンメイクレース祭り」、シリーズクライマックスとなるモータースポーツの世界最高峰ステージ、F1日本GPでの最終戦までPCCJオフィシャルテストを含む7イベント11レースを予定しています。
今シーズンの大きなハイライトのひとつは、新たに導入されるタイプ991第2世代のニュー911 GT3カップです。究極のワンメイクのレースカーとして使用される911 GT3 カップのリアに搭載される水平対向6気筒エンジンは4リッターとなり最高出力485psを発生します。さらにダイレクト・フューエル・インジェクション(DFI)を採用して効率性も大幅に向上するなど、大きな進化を遂げています。
PCCJは厳格なレギュレーションのもと、完全なイコールコンディションで争われています。プロを目指す若手ドライバーの登竜門としても知られ、これまでも多くのPCCJ参戦経験者がスーパーGTなどのカテゴリーへ羽ばたいています。