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Porsche - ポルシェ カレラカップ ジャパン

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2018 第3戦(富士)決勝レポート

天候:くもり 路面:ドライ 気温:20度/路面温度:28度

PCCJ第3戦のポールポジションを獲得したのは、路面状況を見極めてドライタイヤでタイムアタックしたジェントルマンクラスの#98 IKARI。2番手は2016年PCCJシリーズチャンピオンの#78 近藤 翼、3番手は#98 IKARIと同じくスリックで勝負に出たジェントルマンクラスの#25 内山清士、4番手は昨年PCCJ史上初のオーバーオール(総合)とジェントルマンクラスのダブルチャンピオンを獲得した#9 武井真司というオーダーで続く。

午前中の予選とは打って変わり天候が回復した決勝レースは、午後4時からのフォーメーションラップを経てレースのスタートが切られる。ポールポジションの#98 IKARIはスタートを上手く決めてトップで1コーナーを抜けていくが、2番手の#78 近藤にヘアピンでオーバーテイクを許してしまう。これでトップに立った近藤は2番手以下との差を広げるべくペースをアップしていく。「スタートで若干出遅れてしまいましたが1周目でIKARI選手を抜くことができたので、その後はプッシュしてゴールを目指しました」と#78 近藤が語るように、チャンピオン経験者らしい安定した走りで見事に今シーズン初優勝を飾った。

2番手争いは#7 星野とPCCJジュニアプログラムドライバーの#18 上村優太により展開された。それまで1秒弱あった2台のギャップが8周目に縮まり、100Rからサイド・バイ・サイドの状況となる。#18 上村は13コーナーで#7 星野をオーバーテイクしようと試みるが、スピンを喫してしまい順位を大きく落としてしまった。その後、#7 星野は一人旅を続け2位でチェッカーを受け、ファステストラップも記録した。「7番手グリッドからのスタートでしたが、1周目で4番手までポジションをあげられたのが良かったと思います。この勢いで残りのレースはすべて表彰台を狙っていきたいですね」と#7 星野はレース後に語る。3位には、4番手スタートから1つポジションを上げたディフェンディングチャンピオンの#9 武井が入り、見事ポディウムに上った。

ジェントルマンクラスは、総合3番手グリッドからスタートした#25 内山が安定した走りを見せて、2016年第6戦富士大会以来、約2年ぶりの優勝を飾った。「スタートを上手く決められたのが今日の勝因だと思います。久しぶりに優勝することができ本当に嬉しいです」と、喜びを語る。2位はクラスグリッド7番手からスタートした#20 鈴木宏和が獲得し、「今日は着実にポジションアップしていき、2位表彰台を獲得できて良かったです」と振り返る。3位には「後方からの追い上げが厳しかったので本当に疲れました」と語った#77 浜崎大が入った。4位には#2 田島 剛、5位には#32 永井秀貴、6位には#98 IKARIが入賞した。

5月4日(金・祝)正午にスタートを予定している第4戦の決勝レース(15周)は「モービル1チャレンジ」として開催される。スターティンググリッドは第3戦と同じくジェントルマンクラスの#98 IKARIがポールポジションを獲得し、2番手は#78 近藤、3番手は#18 上村、4番手は#34 内田優大が続く。ジェントルマンクラスの2番手は#32 永井、3番手は#2 田島となっている。

2018 第3戦(富士)決勝レース結果

2018年5月3日(木)16:04〜16:29
Weather:Cloudy Track:Dry
Pos No Class C.P. Name Car Lap Tatal Time Ave.
km/h
Gap Best Time Lap
1 78 近藤 翼/Tsubasa KONDO SKY RACING 15 25'45.929 158.680 1'42.250 4
2 7 星野 敏/Satoshi HOSHINO D'station Porsche 15 25'55.745 157.679 9.816 9.816 1'41.969 6
3 9 武井 真司/Shinji TAKEI BINGO RACING 15 25'59.313 157.318 13.384 3.568 1'42.363 7
4 36 Tanart Sathienthirakul SKY MOTORSPORTS 15 26'00.998 157.148 15.069 1.685 1'42.653 13
5 25 Gentleman 1 内山 清士/Kiyoshi UCHIYAMA エヌケー レーシング 15 26'03.828 156.864 17.899 2.830 1'43.374 3
6 34 内田 優大/Yudai UCHIDA air-J GT3 & KRM 15 26'04.057 156.841 18.128 0.229 1'43.136 7
7 20 Gentleman 2 鈴木 宏和/Hirokazu SUZUKI ウォルター ウルフ レーシング ジャパン 15 26'06.376 156.608 20.447 2.319 1'43.195 4
8 77 Gentleman 3 浜崎 大/Masaru HAMASAKI GRracing Ventiler 15 26'12.194 156.029 26.265 5.818 1'43.311 6
9 19 片山 義章/Yoshiaki KATAYAMA OIRC team YTB 15 26'13.476 155.902 27.547 1.282 1'43.289 4
10 2 Gentleman 4 田島 剛/Tsuyoshi TAJIMA NINE RACING 15 26'18.012 155.454 32.083 4.536 1'43.701 9
11 32 Gentleman 5 永井 秀貴/Hideki NAGAI NINE RACING 15 26'18.515 155.404 32.586 0.503 1'43.591 7
12 98 Gentleman 6 IKARI TOEI BJR PORSCHE 15 26'21.351 155.125 35.422 2.836 1'43.639 11
13 18 上村 優太/Yuta KAMIMURA ポルシェ ジャパン ジュニア プログラム 15 26'21.703 155.091 35.774 0.352 1'42.156 6
14 11 Gentleman 7 倉谷 蓮/Ren KURATANI Flink GT3 & KRM 15 26'24.848 154.783 38.919 3.145 1'44.071 14
15 47 Gentleman 8 TAD JUN JUN ムータレーシング 15 26'27.049 154.568 41.120 2.201 1'43.922 9
16 23 Gentleman 9 滝澤 智幸/Tomoyuki TAKIZAWA スパーク GT3Cup 15 26'54.037 151.984 1'08.108 26.988 1'46.144 5
17 51 Gentleman 10 春山 次男/Tsugio HARUYAMA BINGO RACING 15 27'18.653 149.701 1'32.724 24.616 1'46.066 4
*1 18 58 Gentleman 11 山口 智英/Tomohide YAMAGUCHI D'station Porsche 13 25'52.764 136.823 2Laps 2Laps 1'44.434 6
Fastest Lap            
  1'41.969 (6 / 15) 161.096 km/h 7 星野 敏/Satoshi HOSHINO / D'station Porsche
  Gentleman 1'43.195 (4 / 15) 159.182 km/h 20 鈴木 宏和/Hirokazu SUZUKI / ウォルター ウルフ レーシング ジャパン
Start Time: 16:04'07    Finish Time: 16:29'52.929           Entry:19    Start:18    Finish:18

*1 CarNo.58は、大会サポートレース特別規則書第22条(ピットレーン速度)違反により、ドライビングスルーペナルティを科す。
  CarNo.58は、2回のL項第4章第2条(ピット出口ホワイトラインカット)違反により、ドライビングスルーペナルティを科す。

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