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Porsche - ポルシェ カレラカップ ジャパン

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2018 第7-8戦(富士)プレビュー

今シーズン2回目の開催となる富士スピードウェイは全長4.563kmで、約1.5kmのメインストレート、タイトなコーナーが連続するテクニカルセクションを持ち合わせた国際サーキット。ニュー911 GT3 Cupによる富士での初レースとなった第3-4戦は、決勝レースでコースレコードを上回るファステストタイムが刻まれるなど高速バトルが展開された。その中でも注目されたのが、アンチロック・ブレーキシステム(ABS)採用で従来よりも深くなった第1コーナーのブレーキポイント。最終コーナーを立ち上がったニュー911 GT3 Cupは、メインストレートで最高速を記録するとフルブレーキングで第1コーナーへ進入していくが、このブレーキング勝負がレースの行方を左右する。そしてテクニカルセクションとなるコース後半は、マシンコントロールが勝負のポイントとなるため、ドライビングテクニックをじっくり堪能することができる。なお今回は「ザ・ワンメイク祭り2018富士」において開催される。

第7-8戦の富士大会はシリーズ全11戦の終盤戦を迎え、2018年PCCJチャンピオン争いで重要なレースとなってくる。第6戦終了時までの勝者を振り返って見ると、2016年のPCCJシリーズチャンピオンである#78 近藤 翼が3勝、PCCJジュニアプログラムドライバーである#18 上村優太が2勝、同じくPCCJジュニアプログラムドライバーの#19 片山義章が1勝となっている。ポイントランキングトップは110点の#78 近藤で、98点の#18 上村が12点差で追いかけているため、残りレース数を考えると#18 上村は#78 近藤より前でフィニッシュすることが王者奪取の条件と言えるだろう。

近年の熱戦をさらに上回る高速バトルを展開しているジェントルマンクラスは、第1-2戦岡山大会と第5-6戦鈴鹿大会でクラス・ポール・トゥ・ウインを飾り4勝を挙げている#20 鈴木宏和がランキングトップで第7-8戦の富士大会を迎える。#20 鈴木が優勝を逃した第3-4戦富士大会では、2015年ジェントルマンクラスランキング2位の#25 内山清士と2013年ジェントルマンクラスチャンピオンの#2 田島 剛のベテラン2人がそれぞれ1勝を挙げた。また第5-6戦鈴鹿大会予選では、上位8台がコースレコードを更新するハイスピードバトルを展開しているだけに、今回も実力伯仲の戦いが繰り広げられるはずだ。なおポイントランキングは、トップの#20 鈴木が108点、2位の#2 田島が82点、3位の#98 IKARIが81点となっている。

今回は、ポルシェ スポーツカーの誕生から70周年を記念した「ポルシェ エクスペリエンスデイ 2018」が同日に開催される。1986年のパリダカールラリーでジャッキー・イクスがドライブし2位に入ったポルシェ ミュージアム所蔵のポルシェ959の展示、919Tributeによるデモラン、パレードランなどの参加型プログラムと、ポルシェ ユーザーおよびポルシェ ファンの方々にポルシェ モータースポーツおよびプロダクトを体感できるイベントが企画されている。レースとしては、PCCJに加えてポルシェ カレラカップ アジア(PCCA)が共催され、エキシビションとして両シリーズの混走レースも行われる。

PCCJ第7-8戦 富士大会のスケジュールは、専有走行が6月15日(金)午前10時50分〜11時15分、午後1時55分〜2時20分の2セッション。予選は16日(土)午前8時30分〜9時の予定で1回のみ。そして15周で競われる決勝レースは、第7戦が16日(土)午後12時55分スタート、第8戦が17日(日)午前10時15分スタート、PCCAとのエキシビジョンレースは17日(日)午後4時5分スタート予定となっている。

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