またGT3－1 のセカンドグループが、レース終盤に動いた。#23KenRyu と#27 眞野は、コンマ1 秒にも満たないラップタイムで拮抗したバトルを続けていたが、8 ラップ目のハイポイントコーナー手前で、後者がイン側に並び、そのままオーバーテイクに成功。4 番手と5 番手が入れ替わった。#23 KenRyu は6 ラップ目、#27 眞野は9 ラップ目に、まったく同じ1 分27 秒610 というレースラップの自己ベストを記録。それほど今戦で両者の実力は伯仲しており、先に記録した#23 KenRyu が次戦で前のグリッドを確保した。

終盤に入っても逃げる#63 長嶋に#33 OGINO がプレッシャーをかけ続けるが、決定的だったのは9ラップ目に入った際のメインストレート。インに詰める#33 OGINO を警戒してピットウォール側に寄ってブロックを試みた#63 長嶋選手が、1 コーナー進入でたまらずオーバースピード、エイペックスでハーフスピンを起こす。大外に進入ラインを戻していた#33 OGINO は慎重にスピンを避け、コンマ数秒差で#66 荻原を抑えながらトップに立つ。#63 長嶋は辛くも約10秒差の3 位走行で戦列復帰。この時点で最終オーダーが確定し、12 : 30 を回ったところで10 ラップを終えたトップ3 台がチェッカーを受けた。

その後方では、#23 KenRyu との差を#77 MUSASHI 選手が縮めるも、追撃及ばず、GT3－I のセカンドグループ争いは#27 眞野が制した。GT4 クラスは#71 澤選手がDNF に終わったとはいえ、レース終盤まで自己ベストラップを更新し続けた#51 横井選手が、初優勝を飾った。