Porsche Sprint Challenge Japan

202A2 第2戦(富士) 決勝レポート

第2戦 決勝レース:
時間 14:59 SC スタート /天候: 雨/路面:ウエット

午前中に行われた第1 戦のベストラップ順にグリッドが決まる午後の第2 戦。ポールポジション スタートは第1戦の最終ラップで1分56秒974 のファステストを記録した#84Masa TAGA で、フロントロー左側は前回優勝の#99KEN YAMAMOTO が占めた。

雨足は途切れず、むしろ午前中より強く、第1 戦に続いて第2 戦も本来のスタート形式であるローリングスタートは見送られた。14:59 セーフティーカー導入によるスタートが切られた。前戦と同じく3ラップの有効周回をこなしながら、各車とも左右へのウェービングは少な目に、前後にブレーキングと加速で負荷をかけながら、タイヤを温める。15 :08 セーフティーカーがピットロードに入った後、残り7周によるレースがスタートした。

先頭4 台はオーダーを変えず1 ~ 2 コーナーを立ち上がり、#84Masa TAGA を#99 KEN YAMAMOTO が追う展開に。ところがそれに続く中団グループの争いでは、#22 小山雅也と#38 AARONMAY が、1コーナー進入で痛恨のオーバーシュートで順位を大きく下げた。オープニングといえる4ラップ目を終え、3 位走行の#32akiratea と#9 小林賢二のギャップは1 秒もなく、バトルの展開が期待された。

ところがその矢先、スタート時よりもさらに強まる雨と、コース上のところどころに川が流れるような難しい状況の中で、GT3-II クラス2番手、全体11 番手を走っていた#66 荻原秀樹が、5 ラップ目の100R 出口でイン側にノーズを巻きながらコースアウトしクラッシュ。その直後、2 位を走行していた#99 KEN YAMAMOTO も、5 ラップ目の300R とダンロップコーナーの間でハーフスピンを喫し、後続の#32 akirateaと#9小林が2位と3位に躍り出る。その間にも、トップの#84 Masa TAGA はさらなるビハインドを稼ぐ。

しかし、#66 荻原のクラッシュ処理は赤旗提示となり、これを以てレースは終了。直前の周回である4 ラップ目終了時点の順位での結果となった。午前中以上にコース路面のところどころが厚い水に覆われ、各エントラントともアクアプレーンに足をすくわれるなど難しいレースとなったが、トップの車両が有効ラップ2 周を走破していることから規定によりレースは成立。対象選手には順位に沿った規定のフルポイントが与えられた。

第2戦 ドライバーコメント

GT3-I 優勝 #84Masa TAGA選手
午前中の予選で使ったユーズドのタイヤセットが今ひとつだったので、今回の決勝はニュータイヤで行ったんです。997 時代に3 シーズン、カレラカップを経験していて去年はスポット参戦もしました。991 の方が速い分、車として楽しいですよ。昔はフライングをしてしまったり、早まる気持ちもありましたが、スプリントとはいえ10 周もあるうちの最初の数m で無理をしない、そういうメンタルになりました。結果的に功を奏して、転がり込んできた勝利でもありますが、雨で走るリスクを下げる目的は当然、ありました
GT3-Iクラス 3位 #32 akiratea選手
ぼくも997 のカレラカップ経験者ですが、991 を乗りこなすのはまだまだ。997 はタイヤがより細くコントローラブルでしたが、991 はABS と友達になる必要あるので、データをとらなきゃダメですね。それでも、午前中の予選でなかなかタイヤ内圧が思うように上がらず、リアサスを固めにしていたのを最後は柔らかくして、やっぱり911 らしい縦方向のトラクション重視のセッティングにしたら、かなり走りやすくなりました。決勝は3 位で入っていたんですけど、トップの#84TAGA がニュータイヤだったと後で知ったんです。ぼくより速い前の車も、追っている後ろの車も滑っていたので、、ユーズドタイヤを履いていた自分としては、追うのを止めて正解だったな、と
GT3-Iクラス 5位 #6 BANKCY選手
赤旗中断になる直前の、最後の方はストレートでもステアリングがとられ始めるような感じで、かなり怖かったですよ。100R の内側は水が途切れないような状態で、300R の手前にも川ができていた。雨だから、アウト・ミドル・アウトとかミドル・ミドル・アウトのような普段はやらないラインで、避けるべきデブリを引っかけて走るような状態でしたね。前を走っていた#26 佐藤俊介が上手いので、ぼくは危なげなく引っ張ってもらっていました

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