Porsche Sprint Challenge Japan

2022 第3戦(菅生) 決勝レポート

第3戦 決勝レース:
時間 11:27 スタート/天候: 晴/路面 :ドライ/気温 :18℃/路面温度 :29℃

太陽が高くなるにつれ気温、路面温度ともに上がるものの、湿度は 高くなく心地いい気候の中で行われた第3戦。出走した15台全車 が綺麗な隊列を組み、11時27分にローリング・スタートが切られた。

トップで1コーナーに入ったのはポールスタートの#84 Masa TAGA。その背後には#99 KEN YAMAMOTO がピタリとつけ、テー ルtoノーズで各コーナーをクリアしていく。

続く#9 小林賢二は前の2台と少し間合いをあけて単独3位を走行 するが、その後ろは4番手の#27 眞野壮一郎から9番手の#77 MUSASHIまでが団子状態で繋がる接戦が繰り広げられた。

そして3周目にはトップの#84 Masa TAGAと2位の#99 KEN YAMAMOTOがさらにペースを上げ、1分25秒台へ突入。3位以下を引き離しかかる。

迎えた5周目。バックストレートから馬の背コーナーの入り口へと何度もチャンスを伺っていた#99 KEN YAMAMOTO 歯が、SPイン・コーナーで#84 Masa TAGAのインを突きトップに浮上。その際軽い接触があり#84 Masa TAGA がコースアウトし、グラベル上に停止したため、SCが導入された。

そして残り2 周となった9周目に再スタート。後続と見事な間合いをとってスタートダッシュを決めた#99 KEN YAMAMOTO がトップを死守、以下、#9 小林賢二、#27 眞野壮一郎、#78 七ツ矢孝と続く。

ここで#27 眞野壮一郎の背後にピタリとつけていた#78 七ツ矢孝は、馬の背コーナーで鮮やかにインに飛び込み3位へ浮上。このまま引き離しにかかるかと思われたが、#27 眞野壮一郎も負けずにファイナルラップの1コーナーで#78 七ツ矢孝のインに並び、3位の座を取り返した。

結局、#99 KEN YAMAMOTO がそのままトップでゴール。2位に#9 小林賢二、3位に#27 眞野壮一郎が入った。

GT3-II クラスはスタートからコンスタントに周回を重ねた#26 佐藤俊介がトップでゴール。#25 久岡卓司も2位で無事完走を果たした。

今回唯一のGT4クラスとなった#71 山本聖渚は、SUGOのコースとマシンに習熟することを目的に走行。敢えて前車との間隔を空けて最後尾からスタートしたものの、GT3-IIクラス勢を上回る総合12位でフィニッシュしている。

第3戦 ドライバーコメント

GT3―I クラス1位 #99 KEN YAMAMOTO選手
「スタートから行けそうだったので、いつ抜こうかとタイミングを図っていました。#84 Masa TAGA のペースがちょっと落ちてきたのと、自分もクルマの調子も良かったので、ここで逃すと前に出られないと思って抜きました。SCと間隔あけて上手くリスタートできたのも良かったです。ただベストラップも狙っていたけど、取れなかったのは惜しかったですね」
GT3―I クラス2位 #9 小林賢二選手
「スタート後、1コーナーで前に出られたら良かったのですが。前の2台が接戦だったので、ちょっと間隔を開けようとして開けすぎましたね。結局棚ぼたで2位に上がれたので結果オーライでした。ベストタイムも3番手だったので、もうちょっとプッシュしたいですね。ワンメイクは抜くのも大変ですから、第4戦はアグレッシブに行こうと思っています」
GT3―Ⅱ クラス1位 #26 佐藤俊介選手
「前の速いクラスについて行こうかと思ったのですが、ついていけなかった。難しかったですね。途中リスタートもありましたが、自分のペースを乱さず、無理をせずに走ることを心がけました。予選に対しもうちょっとタイムを上げたかったのですが、完走できたことで経験値を積めました。第4戦はもうちょっと攻めてタイムを上げたいですね」

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