スタートは、ポールポジションの#99 KEN YAMAMOTOと3番手の#77 MUSASHIと5番手の#76高木啓一郎の3選手が、イン側スタートの利を活かす展開となった。アウト側の前2列だった#26橋村と#16岸本裕之の両選手が1コーナー以降、ひとつづつポジションを下げ、#99、#77、#26、#76、#16というオーダーとなった。その背後に#27眞野壮一郎選手がピタリとつけ、約1秒ほど空けて#7今野智選手と#44HISATEA選手、さらに#94差の隆之選手と#22小山雅也選手が続く展開となった。スタートで大きくロスした#3 TETSUO OGINO選手はGT4の#86牧野善知選手を後方から追うことになった。
接近戦となった3番手争いをよそに、トップグループは2台、序盤から突き放しにかかる#99 KEN YAMAMOTOを#77 MUSASHIが追撃する形となった。ニュータイヤでこの決勝に臨んだ後者は、2ラップ目に前者を上回る1分26秒552の暫定ファステストラップで、好調ぶりを見せた。しかし3ラップ目に#99 KEN YAMAMOTOが1分26秒223でファステストラップを奪い返して以降、徐々に差が広がり、レース前半で約3秒のマージンを確保する。