Porsche Sprint Challenge Japan

2024 第5戦(鈴鹿) 決勝レポート

第5戦 決勝レース:
時間: 8:49〜9:11 / 天候: 曇り / 路面: ドライ / 気温: 23.7度 / 路面: 25.1度

薄曇りで風もない過ごしやすいコンディションの中、第5戦の決勝は8時45分にフォーメーションラップがスタート。#99 KEN YAMAMOTOを先頭に綺麗な隊列でローリングスタートが切られた。

目下4連勝中の#99 KEN YAMAMOTOが見事なスタートダッシュを決め、そのまま1コーナーに入るかと思われたが、アウトからそれをかわしてホールショットを奪ったのは、2番手スタートの#80 濱口 弘だった。さらに4番手からスタートしたGT3-IIクラスの#26 橋村 剛が、1コーナーの立ち上がりで#44 HISATEAに並びかけ、2コーナー立ち上がりでオーバーテイク。全体の3番手にポジションアップを果たした。後方では6番手を走行していた#39 Oguteaがスプーン・カーブ出口で若干姿勢を乱したところを直後につけていた#55 SEIYA TANAKAが抜き去り順位が入れ替わっている。

前日の予選で皮剥きしただけの新品タイヤでスタートした#80 濱口はプッシュを続け、オープニングラップで早くも2位以下に2.3秒のギャップを築いた。一方、#99 KEN YAMAMOTO、#26 橋村、#44 HISATEAの2番手争い、#17 AG、#27 眞野 壮一郎、#16 岸本裕之の9番手争い、#11 BOO、オープンクラスの#3 TETSUO OGINO、#94 佐野 隆之の12番手争いが1秒以内の接戦となるなど、各所でバトルが繰り広げられた。

2周目以降、#80 濱口は1人だけ2分8秒台で周回を続け、1周毎に後続とのギャップを2秒ずつ離していく。
次にレースが動いたのは4周目。1コーナーの侵入で3番手の#26 橋村に並びかけるなど#44 HISATEAがプッシュを開始。シケインで#26 橋村のインを突き3番手にポジションアップ。その後ろでも#55 SEIYA TANAKAが#77 MUSASHIを抜き5番手に上がった。

ところが5周目のデグナー・コーナーで#44 HISATEAがコースアウト。フロントスポイラーを破損したことでペースが上がらず、最終的に12位まで順位を落としてしまうことになった。
結局レースは#80 濱口が2位の#99 KEN YAMAMOTOに18秒896もの大差をつけて優勝。そしてGT3-IIクラスの#26 橋村が大健闘の総合3位。総合4番手でGT3-Iクラス3位には#55 SEIYA TANAKAが入った。

またファイナルラップまで1秒以内の7位争いを繰り広げていた#17 AG、#27 眞野、#16 岸本は、そのままの順位でフィニッシュ。そのほかオープンクラスの#3 TETUO OGINOが10位、GT4クラスの#86 太田 和輝が16位でゴールするなど、19台全車が完走を果たした。なおファステストラップは#80 濱口が3周目に記録した2分8秒041となっている。

第5戦 ドライバーコメント

GT3―Iクラス 1位 #80 濱口 弘 選手
昨日皮剥きだけしたタイヤを使ったのですが、フォーメーションラップでKEN YAMAMOTO選手のフロントタイヤが温まっている感じがなかったので、これは行けるかなとスタートを狙っていました。レースペースで8秒台が出たのは、普段レースをやっているアドバンテージが出たかなという感じですね。第6戦も楽しくレースができたらと思っています。
GT3―Iクラス 2位 #99 KEN YAMAMOTO 選手
スタートはびっくりしました。後ろにいないなと思ったら、あっという間に濱口 弘選手に前に行かれました。もっと突っ込んでいけるということですね。それからはもう追いつけませんでした。これが経験の差だって痛感しましたね。僕としてはまぁまぁのペースで走っていたんですけどね。第6戦はできるだけついていけるように頑張ります。
GT3―Iクラス 4位 #77 MUSASH 選手
そんなにバトルはしてないけど、これだけ台数がいたら大変ですよね。130Rでフロントが入らなくて、やばいと思ったらSEIYA TANAKA選手にシュッと抜かれてしまいました。なかなか難しいですね。最後は僕もタイヤが大変で、ラップタイムも11秒台が精一杯でした。第6戦で使うタイヤの方がちょっと状態がいいので、もう少し頑張れるかな。
GT3― IIクラス 1位 #26 橋村 剛 選手
頑張りました。僕のクルマではスタート後の1コーナーで行くしかチャンスがないので、頑張ってタイヤを温めて、上手く隙を突くことができました。次はもう通用しないと思いますけど(笑)。その後も#44 HISATEA選手とはクリーンで良いバトルができました。さすがだな!と思いましたね。チームメイトの#99 KEN YAMAMOTO選手のサポートもできて良かったです。

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