Porsche Sprint Challenge Japan

2024 第7戦(富士) 決勝レポート

第7戦 決勝レース:
時間: 11:48〜12:06 / 天候: 曇り / 路面: ドライ / 気温: 22度 / 路面: 26度

時間が経つにつれ気温も上がり、風もない快適な気候の中で行われたPorsche Sprint Challenge Japan 第7 戦決勝。#11 BOO がDNSとなったため、GT3-I クラス8台、GT4 クラス2台の出走となった。

綺麗な隊列を組んだローリング・スタートでホールショットを奪ったのは、ポールポジションからスタートの#99 KEN YAMAMOTO。続いて#94 佐野隆之、#7 今野智、#77 MUSASHI と予選順位通りに続いていくのだが、見事なスタートダッシュを決めた#80 大蔵が早くも6位にジャンプアップ。最終コーナーでは#16 岸本裕之のインを突き、5位に浮上する。

2周目の2コーナーでは、富士の長いストレートでスリップストリームを上手く使った#77 MUSASHIが#7 今野を抜いて3位へ。続くコカ・コーラ・コーナーで#94 佐野がオーバーランを喫したことで、後ろにつける#77 MUSASHI との間隔が詰まる。その後方では#80 大蔵が#7 今野を激しく攻めたて、第13 コーナーでオーバーテイクして4位へと上がっている。

トップを走る#99 KEN YAMAMOTO は1分45 秒台を記録しながら3周終了段階で2 位の#94 佐野に3 秒以上の差をつける独走状態を構築。一方2 位争いは大混戦で、まず3周目の最終コーナーでスピンを喫した#7 今野が脱落。続く4周目のコカ・コーラ・コーナーでは#94 佐野、#77 MUSASHI、#80 大蔵が3ワイドの大接戦となり、#80 大蔵が3 位に浮上。その後のアドバン・コーナーで#94 佐野がスピンしたことで、ついに#80 大蔵が2 位にまで順位を上げた。

勢いに乗る#80 大蔵は5周目に1 分44 秒台へ突入。7周目には1分44 秒698 のファストストラップも記録しながら懸命にトップを追い上げる。対する#99 KEN YAMAMOTO は5 位以内で完走すればチャンピオン獲得という有利な状況ながら、気を緩めずに44秒台で走行し、#80 大蔵とのギャップをコントロールする。

#80 大蔵も負けじと#99 KEN YAMAMOTO を懸命に追うものの届かず、結局、1 .469 秒にまで迫ったところでゴールとなった。これで#99 KEN YAMAMOTO は2022 年以来となる2度目のシリーズ・チャンピオンを獲得。以下、2位#80 大蔵、3位#77 MUSASHIというトップ3となった。

GT4 クラスは、今回が人生初レースという#86 高力良朋が、予選を上回るベストラップを記録してトップでフィニッシュ。第4 戦鈴鹿以来の参戦となる#51 横井克一郎が2 位に入っている。

第7戦 ドライバーコメント

GT3―Iクラス1位 #99 KEN YAMAMOTO 選手
5位以内に入れば良かったので、安全にと思いながら、絶対にぶつからないように気をつけて走りました。そこでも余裕を持って走ることができたのは良かったです。とにかくウチはメカがいいので、何も言わなくてもセットアップもバッチリ決まっているのも勝因だと思います。
GT3―I クラス2位 #80 大蔵峰樹 選手
実質的にカップカーは初めてなのですが、速く走らせるためのスウィートスポットが狭く、ごまかしが効かず難しい。クルマを壊さないよう序盤は抑えて安全に行ったんですが、そこで先頭とギャップが開いたので追いつくのは難しかったですね。レースペースはいいので、第8戦はチャンスがあると思っています。
GT3―I クラス4位 #16 岸本裕之 選手
後ろの方からのスタートだったので、他力本願なレースでした。第1セクターはいいのですが、コカ・コーラ・コーナーから先がうまく走れなくて、#22 小山雅也選手に詰められてしまいました。第7戦は予選のタイヤのまま行きましたが、第8戦は新品を投入するのか、メカと相談したいと思います。
#22 小山雅也 選手
スタートで2台に抜かれてしまった。その後は#16 岸本裕之選手に一生懸命追いついて行ったのですけどね。100R とかは僕の方が速くてアドバンコーナーではグッと近づく場面もあったのですが、結局抜くまでには至らずでした。でも楽しいレースでしたよ。第7戦はユーズド・タイヤだったので、第8戦は新品を投入して巻き返したいです。
GT4 クラス1位 #86 高力良朋 選手
人生初レースなのですごく緊張しました。でも子供の頃から富士スピードウェイのレースに出場して、表彰台に登るというのが夢だったので、いきなりそれが叶って胸いっぱいです。監督からは「新品タイヤなのに遅い」と言われましたが、まだまだ攻めきれない自分がいてもどかしかったです。走ってみて課題も山ほど見つかったので、第8戦では1つでも解決できればと思います。

SNS

ポルシェジャパンでは、PCCJ/PSCJの熱戦の模様を、「モータースポーツジャパン」アカウントにて配信しております。ぜひ、フォローしていただき、年間を通して繰り広げられるドラマにご注目ください。

Contact

ポルシェ カレラカップ ジャパン(PCCJ)事務局

〒259-0157 神奈川県足柄上郡中井町境405(コックス株式会社 内)

電話:0465-80-3808 FAX: 0465-80-1202

受付時間: 10:00~18:00(土・日・祝日・夏季・年末年始を除く)

上記時間外についてはメールにてお問い合わせください

E-mail:pccj@cox.co.jp