Porsche Sprint Challenge Japan

2024 第8戦(富士) 決勝レポート

第8戦 決勝レース:
時間: 15:33〜15:51 / 天候: 晴れ / 路面: ドライ / 気温: 20度 / 路面: 25度

2024 年のPorsche Sprint Challenge Japan を締めくくる第8戦は、午前の予選が早期に赤旗終了となったためセカンドベストではなく、特例として第7戦と同様に予選のベストラップ順でグリッドが決められた。

このレースでは2 番グリッドの#94 佐野隆之、7番手の#16 岸本裕之、10 番手のGT4 クラス#86 高力良朋以外の選手がニュータイヤを投入。そのタイヤ戦略もレースの見所の1つとなった。

スタートで見事なダッシュを決めたのは#99 KEN YAMAMOTO。以下、グリッド順に1コーナーへと飛び込んでいくのだが、その立ち上がりで早くも#80 大蔵峰樹が2台をパスして5番手に浮上。その後も#80 大蔵は追撃の手を緩めず、アドバン・コーナーで#77MUSASHI の背後にピタリとつけると、ダンロップ・コーナーの入り口でインを突き、難なく4 番手へと上がった。#80 大蔵は2周目のホームストレートで#7 今野智のスリップストリームから抜け出すと、1コーナーでオーバーテイクして3 位へとポジションアップ。後方ではコカ・コーラ・コーナーで#77 MUSASHIも#7 今野をパスして4番手に上がっている。

そして2周目のダンロップ・コーナーで#80 大蔵が#94 佐野を仕留め、ついに2番手へと浮上。続く3周目のアドバン・コーナーでは、3位を走る#94 佐野を#77 MUSASHI がパス。一方、#99 KENYAMAMOTO を追う#80 大蔵は、1 分43 秒525 を叩き出し、前の周回では4.241 秒あったギャップを3.352 秒へと縮める。さらに4周目には#80 大蔵が第8戦のファステストとなる1 分43 秒069という驚異的なタイムを記録。#99 KEN YAMAMOTO も1 分44 秒台前半で走り続けるが、次第に両車の差は詰まっていく。

迎えた6周目、ずっと#99 KEN YAMAMOTO の背後につきプレッシャーをかけながらチャンスを伺っていた#80 大蔵は、アドバン・コーナーで#99 KEN YAMAMOTO がアウトにはらんだ隙を見逃さず横に並ぶと、300R で競り勝ちついにトップに立った。一方#94 佐野を先頭に、#7 今野、#22 小山雅也、#16 岸本と続く4 位争いも白熱。7周目には#7 今野、8周目には#94 佐野と順位を入れ替えながら、4台が1 秒以内に収まるクリーンでハイレベルなバトルを繰り広げた。

結局、ファイナルラップでも1分43秒882を叩き出した#80 大蔵が、2番手の#99 KEN YAMAMOTO の追撃を振り切って優勝。3 位には5周目に1 分44 秒765 の自己ベストを出すなど健闘した#77MUSASHI、そして4 位には#94 佐野が入っている。

GT4 クラスは、7周目に予選を上回る1分50 秒952 のベストラップを記録した#86 高力が2連勝。僅差で2 位に入った#51 横井克一郎もファイナルラップで自己ベストの1 分51 秒200 を叩き出すなど、全車が素晴らしい走りを見せ、最終戦を締め括った。

第8戦 ドライバーコメント

GT3―I クラス1位 #80 大蔵峰樹 選手
上手くいきました。最初に早めにオーバーテイクして行けたのが勝因だったと思います。5周目には#99 KEN YAMAMOTO 選手に追いつけ、アドバンコーナーでチャンスがあったので一気に行きました。
GT3―I クラス2位 #99 KEN YAMAMOTO 選手
1コーナーも無事に押さえて、最初から逃げるつもりでしたが、想像以上に#80 大蔵峰樹選手が速かったですね。最後の方で第3セクターのミスが多く追いつけなかった原因だと思います。とはいえ、いい形でシーズンを終えることができて良かったと思います。
GT3―I クラス3位 #77 MUSASHI 選手
44秒台が出たし、最後まで前車が見えてのフィニッシュだったのは良かったです。毎回練習なしの参戦である点を思えばいい結果が残せたシーズンだったかなと。毎戦レースもクリーンで良いバトルが多かったですし、平和で楽しいPSCJ が戻ってきた感じでしたね。来年以降、もっとたくさんの人が参加してくれたら楽しいですね。
GT3―I クラス4位 #94 佐野隆之 選手
第8 戦はブレーキをしっかり丁寧に曲がることを心がけ結果を残すことができました。#7 今野選手、#22 小山選手、#16 岸本選手とのバトルは楽しかったです。シーズン当初は試行錯誤でしたが、最終戦で4位に入り、やっとクルマと対話できるようになった気がします。
GT3―I クラス5位 #7 今野智 選手
終始#94 佐野隆之選手とのバトルも最終的に抜き返せなかったのが残念ですが、とても楽しいレースでした。今シーズンは初めてのPSCJ参戦で前半戦は自分のミスが多かったですが、最後はこうして楽しくレースができるようになり良かったです。来年も出たいですね。
GT4 クラス1位 #86 高力良朋 選手
ラッキーもあって2戦とも勝つことができました。バックミラーに映る#51横井選手にいつ抜かれるかとヒヤヒヤしました。その中でベストの50秒台を出せたのは良かったです。
GT4 クラス2位 #51 横井克一郎 選手
疲れましたが楽しかったです。前を走る#86 高力選手について行こうと必死でした。最後にベストラップも更新できたし、楽しんでレースができたと思っています。

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