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Porsche - GT3 カップチャレンジ ジャパン - GT3 カップ ドライバーズサポートプログラム参戦選手インタビュー

GT3 カップ ドライバーズサポートプログラム参戦選手インタビュー

#5 KAJIRO 選手

ポルシェ レーシングエクスペリエンス(以下 PRE)からのステップアップカテゴリーの役割も担う「ポルシェGT3カップチャレンジ ジャパン(以下 GT3CC)」ですが、レーシングマシンによる本格的なレース参戦経験が無い方にも、このGT3CCへ参戦いただけるような環境をご提供するプログラム「GT3カップ ドライバーズサポート プログラム」があります。
今回は、このサポートプログラムからの参戦を決められた#5 KAJIRO選手に、GT3CC参戦に至るまでの経緯や、実際に初レースに参戦してみた感想などを伺いました。

Porsche GT3 Cup Challenge Japan 参戦に至るまで

Macan

Q : まず、どのような経緯でポルシェ レーシング エクスペリエンス (PRE) に参加されたのでしょうか?

KAJIRO : 僕の友人が「こんな面白そうなものがあるよ」と、誘ってくれたのがきっかけでした。僕自身もずっとポルシェが好きだったので、すぐに参加を決めました。


Q : そもそもポルシェがお好きだったのですね?

KAJIRO :そうですね。初めて乗ったのはGT3。その翌年は996のGT3 RS、そしてGT2 RSを乗り継いできました。ポルシェはサーキットで本気で走った後に、自走して家まで帰れます。僕はずいぶん色々なクルマを乗り継いできましたが、こんなことが可能なのはポルシェだけです。大きな改造を施さない状態で、そのままサーキットを楽しめるのは大きな魅力でした。

Macan

Q : 以前からナンバー付きの車両でサーキット走行を楽しんでいたのですね?

KAJIRO : PREの前に、ポルシェ スポーツドライビング スクール (以下 PSDS)も受講していました。そこでどんどんサーキット走行の楽しさにのめり込んでいきました。スーパーGTにも参戦されている憧れのレーシングドライバーの方々が、実際に教えてくれるのも最高でしたね。文字通り朝から晩までドライビング三昧で、増々ポルシェでのサーキット走行が好きになりました。


Q : 実際、PREに参加してみて、どのような感想を持ちましたか?

KAJIRO : 今回のレースもそうでしたが、これまでに経験したことのない汗をかきました(笑)。日常生活では得られない不思議な経験でした。僕はプロではないので、誰に強制された訳ではないのですが、こんな経験ができるとは思いませんでした。それこそレースのイロハをまったく知らずに始めたので、本当に助かりました。手取り足取り、1から10まで全て教えてくれましたから。オイル、タイヤ、セッティングなど、自分では分かったつもりでいましたが、本当にたくさんの知識や経験を伝授してもらいました。

Macan

Q : ポルシェ スポーツドライビング スクール (PSDS) やPREはどのような点が最も役立ったと考えていますか?

KAJIRO : PSDSやPREに参加していなかったら、今の僕は存在していなかったと思います。レースに出るための基礎をしっかりと築いてくれました。忘れられないのはコンディションの変化を経験できたことです。ウェットからドライにコンディションが変わるなかで、インストラクターの先生達から、本当に色々なことを教えて頂きました。あの時は、自分としても引き出しが増えた実感がありました。自分だけでは絶対に得られなかった経験を得られたと思っています。

Porsche GT3 Cup Challenge Japan 初参戦へ

Macan

Q : 実際にレースウィークを経験してみてどうでしたか?

KAJIRO : 初めて練習走行に出ていく前のドキドキは忘れられません。正直、もう少しできるかな……と思っていましたが(笑)。でも、そうは簡単にいきませんね。改めてレースの奥深さを痛感しました。そして、練習の段階では、あまり他の人と競ることはないけれど、予選を走り出して、同じカップカーで競っている状況が、すごく不思議な感じでした。「本当に僕はレースをやっているんだ……」って。


Q : 決勝はさらにドキドキしたのではないですか?

KAJIRO : アドレナリンが噴出するって言葉がありますよね。その意味を理解しました(笑)。こんなに興奮して、アドレナリンが出ることがあるんだと驚きました。特に最初のレースのドキドキは凄まじかった。グリッドに並ぶと、目の前には大きなウィングが見える。もう緊張し過ぎて、喉はカラカラ。ローリングスタートのコツを掴めず、相当遅れてしまいました。影山正美さんからは「1コーナーでは必ず前方で混乱が起こるから、抑えていくように」と言われていて、相当慎重にスタートしたのですが……。

Macan

Q : レース中はどのようなことを考えていました?

KAJIRO : クルマの性能がほぼ同じなので、前を走る上手いドライバーの皆さんのラインを見ることが、凄く勉強になりました。普段の練習走行以上に、決勝本番では得られることが大きいことに気が付きました。実際に走るまでは、こんなことは実感できませんでしたから。


Q : レース後にも、色々とアドバイスされていたようですが?

KAJIRO : そうですね。ロガーを見たり、タイヤの使い方だったり、本当にたくさんのことを教えて頂きました。あとは、コースアウトすると、どれくらい砂利をすくってくるのかなど、実際にやってみないと分からないことも山ほどありましたね。

Macan

Q : 初レースを終えてみた、率直な感想は?

KAJIRO : それこそレースに出る以前の問題、どうやってショップさんを見つけるのか? クルマを買ってもメンテナンスをどうすればいいのか? 保管はどうすればいいのか? タイヤの調達は? 本当に色々なことが障害になって、なかなかレースに出ようと踏み切れませんでした。今回、コックスさんから何度も何度も丁寧に説明を頂いて「これだけサポートしてくれるなら……」と、一生に一回の経験のつもりで、レースに出てみようと決心したんです。やってみなければ、分からないことがあるじゃないですか。


Q : GT3カップ ドライバーズサポートプログラムは、初レースに挑むきっかけになりましたか?

KAJIRO : もう新車を買いたくなりました(笑)。カップカー、本当にすごいです。このレースを戦える感動を、是非一度は味わって欲しいです。特にポルシェ好きならば、絶対にやってみるべきです。この雰囲気の中でレースを戦った思い出は、一生の宝物になると思います。今回、『ポルシェが造ろうとしてるクルマは、コレだったのか』と、初めて分かりました。ポルシェって本当にスゴイですね。それに、GT3CCに出たあと、もう一度レーシングエクスペリエンスに参加する計画もあります。自分がどれくらい成長できるのか、自分でも凄く楽しみです。

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Porsche Sprint Challenge Japan

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