Porsche Sprint Challenge Japan(PSCJ)の第2ラウンドが、4月21日、栃木県のツインリンクもてぎで開催された。
PSCJは、昨シーズンまでのPorsche GT3 Cup Challenge Japan(GT3CC)に代わり、Porsche Carrera Cup Japan(PCCJ)のステップアップカテゴリーを担う新レース。従来からの911 GT3 Cupなどに加えて、今年から718 Cayman GT4 Clubsport Competitionで参戦できるGT4クラスが設けられている。今回は、2014-2016年式の911 GT3 Cup Type 991による「GT3-Iクラス」が6台エントリー。昨年までのGT3CC同様、PSCJもまた1日に公式予選、第1レース、第2レースが行われる。
この日のもてぎは朝から雲に覆われ、やや肌寒い天候のもと8時50分には20分間の公式予選がスタートした。10秒間のカウントダウンののち、シグナルがグリーンに変わると、ピットエンドで待ち構えていた#9 小林賢二、#77 MUSASI、#22 小山雅也が矢継ぎ早にコースへと向かう。
2周を終えたあたりから、各ドライバーがタイムアタックを開始。まずは、昨シーズン、ここもてぎでポールポジションを獲得している#98 IKARIが、2分を切る1分58秒124でトップに立つ。昨年の#98 IKARIの予選タイムは1分56秒037で、このあとどこまで自己ベストを更新できるかに注目が集まる。その期待に応えるかのように、#98 IKARIは次のラップで昨年のタイムを大きく上回る1分55秒256を叩き出した。
これを追うのが、#63 長嶋重登と#9 小林。ふたりはそれぞれ5周目に1分56秒425、1分56.756をマークするが、ABSを装着していないこの2台と、ABSを手懐けている#98 IKARIとの差は1秒以上開いてしまった。
予選セッションが折り返したころで、3コーナーにマシンが停止し、その撤去が終わった残り3分というタイミングでタイムアタックが再開された。しかし、上位3台の自己ベスト更新は叶わず、#98 IKARIのポールポジションが決定、2位#63 長嶋、3位#9 小林という結果となった。
去年より1秒以上速くなりました。ABSの操作に慣れてきたこともあるんでしょうね。残念だったのは4周目。最終コーナーでミスをしてしまって……。あれがなかったら1分54秒台に入ったのになぁ。決勝は、タイムにこだわり、4周目に1分54秒台を出して、第4戦もポールポジションを獲りたいと思います。
予選2位が獲れて、うれしいです。ABS無しで、全体の2番手に食い込めましたからね。ただ、3番手がコンマ3秒差の小林選手で、うしろからグイグイ来るはずなので、決勝は恐いですね(笑) IKARI選手を抜くのは難しいかもしれませんが、小林選手をなんとか抑えて、2番手を死守します。
途中まで2位でしたが、長嶋選手に前に入られてしまって、そこからタイムアップできなかったのが残念でした。もてぎはストップ&ゴーのコースですが、走り方を変えてから調子が上がっていますし、ABSがないという条件は長嶋選手と一緒なので、決勝ではなんとか前に出られるように頑張ります。
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