Porsche Sprint Challenge Japan(PSCJ)第8戦の決勝レースが、7月7日(日)の15時44分からツインリンクもてぎで開催された。第8戦のスターティンググリッドは、第7戦のベストラップで決まるため、「GT3-Iクラス」のファステストタイムをマークした#98 IKARIがポールポジションを獲得。2番手は#63 長嶋重登、3番手は#9 小林賢二、4番手は#77 MUSASHI、5番手は#22 小山雅也と続く。
2戦連続ポールポジションスタートとなった#98 IKARIは、今回も無難にローリングスタートを決めてトップで1コーナーに飛び込んでいく。その後方では、3番手スタートの#9 小林が#63 長嶋を抜いて2番手に浮上。しかし、#98 IKARIのペースは前戦同様に他のドライバーよりも速く、あっという間に2番手以下との差を広げていく。周回毎にレースファステストを更新していく#98 IKARIは、4周目で2番手の#9 小林に約15秒もの差を着けていた。一方、2番手争いは#9 小林を先頭に#63 長嶋、#77 MUSASHIが追いかける展開に。3台はテール・トゥ・ノーズで周回を重ねていたが、5周目の1コーナーの立ち上がりで#63 長嶋が#9 小林をオーバーテイクして2番手ポジションを取り返す。その後、#63 長嶋はペースアップを図るも、トップ#98 IKARIとの差は約30秒まで広がっていたため万事休す。結果、#98 IKARIが他を圧倒する走りで2戦連続のポール・トゥ・ウィンを成し遂げる。2位は#63 長嶋、3位は#9 小林、4位は#77 MUSASHIという結果に終わった。
「GT4クラス」は、前戦同様にポルシェジャパンジュニアドライバーの#19 石坂瑞基がポールポジションを獲得。しかし、レース展開も前戦同様にスタートで#11 山野直也がトップに踊り出て、#19 石坂が追いかける展開となる。その後は、テール・トゥ・ノーズの争いが続くも、9周目に#19 石坂がようやく#11 山野を捉えて、3戦連続でのポール・トゥ・ウインを飾った。
なお、次大会の第9戦は今シーズンの最終戦となり、舞台を鈴鹿サーキットに移し、鈴鹿10時間耐久決勝の前日となる8月24日(土)の1デイで開催される。
今回もスタートをうまく決めることができ、トップをキープすることができ良かったです。でも、レースの途中から路面が乾いていったので、スリックタイヤで勝負に出ても良かったのかなと思っています。レースは自分のペースで走ることができ、2連勝も飾れたので嬉しいですね。
スタートで小林選手に前に行かれてしまったのですが、焦らずにじっくりと抜くポイントを見定めていました。それで狙い通りに前へ出ることができたので、その後は自分のペースでゴールを目指しました。結果、2戦連続で2位を獲得できたので、自分としては満足しています。でも、次の最終戦ではなんとか優勝したいですね。
前戦同様にブレーキバランスがいまひとつで、中盤以降になると厳しくなってしまいました。スタートから2、3周目まではよく止まっていたのですが……、アジャストした方向が少し間違っていたようです。3番手になってからは、後ろからMUSASHI選手が追い上げてきたので、表彰台は確保したいと必死に走りました。今回の反省を次のレースに繋げたいと思います。
今回もスタートで前のクルマに引掛かっている間に、山野選手に前に行かれてしまったので、スタートが今後の課題だと思います。その後は、山野選手を追いかけることになったのですが、セッティングを変更してきていたので前回よりも抜くのに苦労しました。最後は意地で、9周目に前戦と同じダウンヒルストレートから90度コーナーでオーバーテイクしました。今日は誕生日だったので、自分へのお祝いとして2連勝を飾れたのは良かったです。
前戦の反省を踏まえて、マシンのセットをかなり変更したため、オーバーステアは修正されていました。そのお陰で石坂選手を抑えることができたのですが、最後はトラクションのかかりが薄いところで石坂選手に前に行かれてしまいました。次が最終戦になるので、優勝してシーズンを終えられたらと思っています。
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