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Porsche - ポルシェ スプリント チャレンジ ジャパン - ポルシェ スプリント チャレンジ ジャパン 2019 第9戦(鈴鹿) 決勝レースレポート

2019 第9戦(鈴鹿) 決勝レースレポート

第9戦 決勝レース:時間16:24-16:52(10周) / 天候:晴れ / 路面:ドライ

Porsche Sprint Challenge Japan(PSCJ)第9戦の決勝レースが、8月24日(土)に鈴鹿サーキットで開催された。午前中に行われた予選で、ポールポジションを獲得したのは「GT3-Iクラス」が#98 IKARI、「GT4クラス」はポルシェジャパンジュニアドライバーの#19 石坂瑞基。

陽が少し陰り出した16時20分に決勝レースのスタートを迎えたPSCJ第9戦は、ペースカーに先導されて1周のフォーメーションラップの後、ローリングスタートで決勝の火蓋が切られる。GT3-Iクラスは、ポールポジションの#98 IKARIが好スタートを見せて、トップで1コーナーを駆け抜けていく。逆に2番手の#4 今田信宏は出遅れて、オープンクラスの#33 TETSUO OGINOが背後に迫られてしまう。ここから2台によるバトルが展開され、その間にトップの#98 IKARIはペースを上げて2番手以下を引き離していき、3周目には3秒以上の差を築いていく。4番手は単独走行となった#63長嶋重登で、その後方では#15 神取彦一郎と#77 MUSASHIがテール・トゥ・ノーズで5番手争いを展開。しかし、7周目のデグナーで2台は接触してしまいコースアウトしストップ。このマシンを回収するためにセーフティーカーが導入される。結果、残りの周回はセーフティーカーに先導されての走行となり、そのままチェッカーを受けて#98 IKARIが今季6回目の優勝、2位は#4 今田、3位は#63長嶋となる。なお、オープンクラスの#33 TETSUO OGINOは総合3位となるポジションでフィニッシュした。

この結果、GT3-Iクラスのシリーズランキングはチャンピオンが#98 IKARI 、2位が#9小林賢二、3位が長嶋重登となった。

GT4クラスは、GT3車両のグリッド後方にマシンを並べローリング方式でスタート。ポールポジションの#19 石坂瑞基はポジションをキープしたまま1コーナーを駆け抜け、それを#10 井出有治と#11 山野直也が追いかける展開に。序盤は3台が連なった状態で周回を重ねていき、終盤になりベテラン2人がトップの#19 石坂に仕掛けていこうというタイミングにセーフティーカーが導入されてしまう。結果、予選結果と同じく#19 石坂、#10 井出、#11 山野の順でセーフティーカーゴールとなる。なお、シーズン初年度となったGT4クラスは#19 石坂がポイントリーダーで幕を閉じた。

第9戦 決勝レース 上位ドライバーコメント

GT3-Iクラス 優勝 #98 IKARI

ローリングスタートを初めてうまく決めることができ、トップをキープできたのが大きかったと思います。それで今田選手がOGINO選手とバトルを展開している間にリードを広げることができました。チャンピオンを獲得でき、最終戦も勝って終えられたので、本当にいいシーズンになったと思います。

GT3-Iクラス 2位 #4 今田信宏

決勝は思ったようにペースを上げることができず、本当はIKARI選手の背後にピタリと着いていく予定だったのですが、逆に離されていってしまいました。しかも、OGINO選手に背後から攻められて苦しいレース展開になりました。ペースが上がらなかった原因をこれから究明しますが、悔しいレースになってしまいました。

GT3-Iクラス 3位 #63 長嶋重登

今日のレースは序盤で、前も後ろも離れてしまい単独での走行となったので、自分のペースで周回を重ねていくことができました。でも、終盤にセーフティーカーが入って後方の小林選手との差がなくなってしまったので、リスタートの際にはポジションをキープしなければと思っていました。そしたら、セーフティーカーゴールとなったので安心しましたが、その反面、最後にバトルをしたかったなという思いもあります。

GT4クラス 1位 #19 石坂瑞基

スタートは落ち着いてうまく決めることができたのですが、後ろの2台を引き離すことができずにプレッシャーをずっと感じていました。そのプレッシャーと戦いながらのレースとなったので、なかなか大変なレースでした。でも、終盤にセーフティーカーが導入されて、そのままゴールとなったのでほっとしています。そして、最終戦を勝ってポイントリーダーをキープできたのも嬉しいです。このレースで学んだことを、来年以降のレースに生かしていこうと思っています。

GT4クラス 2位 #10 井出有治

レースキャリアのどこかで一度はポルシェでレースをやりたいと思っていたので、今日それが実現できて楽しみながらレースを戦うことができました。ただ、レースで勝つことができなかったのは残念ですが。レース後半になって、トップの石坂選手のペースが若干落ちてきていたので、最後の2、3周が勝負になるなと思っていたらセーフティーカーが導入されてしまいました。またチャンスがあったら参戦してみたいと思います。

GT4クラス 3位 #11 山野直也

予選で他の2台から0.5秒くらい遅れていたので、それを挽回するためにセットを変更して決勝に挑んだのですが、コーナーの立ち上がりでおいていかれてしまう部分があって完全燃焼できませんでした。そのため、最終戦としては少し物足りないレースになってしまいました。

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