14Performance1極めて優れたドライブトレーンは、あらゆる状況や目的に 対して常に体系的に機能します。タイカンが追求したのは、 さまざまな駆動コンポーネントが完璧に相互作用すること。その実現に、一切の妥協はありません。タイカン 4S、タイカン GTS、タイカン ターボ、 タイカン ターボ Sには、前後アクスルに1基ずつ合計2基の永久磁石シンクロナスモーターが搭載され、さらに高性能バッテリーをアンダーボディに内蔵。その結果、優れた ドライビングダイナミクスをもたらすとともに、効率性や スポーツ性を重視した走行モードにあわせて4輪を 最適に駆動させます。後輪駆動モデルのタイカンは、 永久磁石シンクロナスモーターをリアアクスルに1基 搭載し、発進時に優れた加速性能を発揮します。永久磁石シンクロナスモーターは、コンパクトな設計で ありながら、高い出力密度と連続出力、および高効率を 実現しています。リアアクスルには新開発された 自動切替式の2速トランスミッションが装備され、 ダイナミクスを大幅に高めます。駆動コンポーネントの相互作用は、パフォーマンスの 向上をもたらし、興奮さえも引き上げます。 タイカン ターボ Sに備わる2基のモーターは、 ローンチコントロール時に最大560 kW(761 PS)の オーバーブースト出力を生み出し、発進から100 km/h までをわずか2.8秒で駆け抜けます。この圧倒的な パフォーマンスは繰り返し発揮され、260 km/hの 最高速度まで連続して加速することが可能です。この成果に特に寄与しているのが、高性能バッテリーです。 タイカンは一般的な電気自動車が用いる400 Vに代わり、 800 Vの電圧システムを採用しています。 これによって、より小さなケーブルの使用が可能になり、 断面が縮小される一方で充電および駆動性能は向上し、 かつ全体的な重量の面でメリットが得られます。長い航続距離と、卓越したパフォーマンスの両立。 これこそ、スポーツカーの未来を提示する ポルシェ E-パフォーマンスです。1 複数のセルモジュールで 構成される800 Vパフォーマンス バッテリー プラス(詳細画像)
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