京都は1200年以上の歴史をもつ世界的にも有名な街です。
京都はその長い歴史の移り変わりのなかで、少しずつ変化しながら今ある京都を作り上げてきました。
誰もが憧れる、『京都ブランド』を確立できたのも、その歴史の変化に柔軟に対応してきたからです。
元々京都にはブランドと呼べる特産物はなかったのです。海もなく、肥えた土地でもなかった。ただ、水が途絶えることのない土地で、大きな天災害もなかったため、都が長く落ち着くことになったのです。都があることで、物流の中心となり、各地から様々な物が集まるようになりました。その集まった良い材料から、さらに良い物を作る。そして、時代の変化の中で、良い物を時代の変化に合わせ作り続け、今日もそれを行っている思想こそが、『京都ブランド』なのです。
京都には何百年も続く老舗があり、本当に良い物(ほんまもん)を今も作り続けておられます。そして、皆様ご存知の通り、京都には世界的に有名な最先端企業も多く存在しています。京都は古い伝統と新しい革新が融合し、それを京都の新たな歴史に変えていく、伝統と革新が融合した街なのです。
温故知新:古きをたずね、新しきを知る。これこそ京都の文化だと考えております。
そして、ポルシェの歴史と京都の歴史が似ていると感じています。ポルシェの変わらないシルエット、変わらない水平対向エンジン、そして、エンジンを大きくしてパワーを補うのではなく、軽量化を行うことでパワーを補っていくといった思想も昔から変わっていません。また、環境性能にしても、筋の通った研究を行いまじめに取り組んでいます。ポルシェは今日までに、華々しい歴史の中で揺るぎない伝統を確立し、常に時代の先端を走る様々な技術革新を遂げてきました。客観的にみてもポルシェは本当に素晴らしい車です。運転するドライバーの心をわくわくさせ、且つ、ほかの車にはない安心感も与えてくれます。自分の手足となって、思い通りのドライビングを実現してくれます。また、最新のスポーツカーでありながら、京都のような歴史ある街並みにもマッチする。スーツでも、ドレスでも、カジュアルでも、着物でも、どのようなシュチュエーションにも嫌みなく上品に答えてくれます。
ポルシェは、変えてはいけない伝統という縛りの中で、レースや研究で積み重ねた経験や実証から得た、最先端のテクノロジーを各所に使用し、パワーアップ・剛性・軽量化・走行性・安全性・環境性能を全てにおいて進化させ、最新のポルシェを最良のポルシェとして、世に送り出し続けています。このように、ポルシェもまた、伝統と革新が融合した車なのです。
我々は、京都でポルシェを扱うということに、大きな意味があると感じています。弊社はお陰様で創業40年を迎えることができました。京都ではまだまだ赤ん坊のような企業で老舗と呼んでいただくにはお恥ずかしい事ですが、いままで培ってきた経験を活かし、お客様の立場に立ったご提案を行い、安心と信頼に繋げてまいります。歴史ある京都の街で、ポルシェという世界最上級のブランドを扱う自覚を持ち、喜びを感じ、お客様に感謝の気持ちも持って、一流のサービスを提供致します。
我々の目指すサービスは、まだまだ通過点でしかありません。50年・100年・200年。京都の老舗と呼んでいただけるように、ポルシェがポルシェであり続ける限り、皆様にポルシェ・ライフをご提供し続けてまいります。
代表取締役 大島嘉人