Porsche GT3 Cup Challenge Japan(GT3CC)第1戦の決勝レースが、公式予選の興奮冷めやらぬ午後12時55分から行われた。富士スピードウェイを10周して争うこのレースは、#46 林由里子が予選不出走、#88 国見 光が予選でのクラッシュが原因で決勝の出走を取りやめたために、スターティンググリッドには19台のマシンが並んだ。
フォーメーションラップ後、ローリングスタートにより始まったレースは、ポールポジションの#21 銘苅 翼が「ローリングスタートは初めてなのでミスしないように注意します」という言葉どおり、慎重な走りで真っ先に1コーナーへ。これに、#86 福田幸平、#12 Aquira Stanleyがスターティンググリッドの順位を維持したまま続く。さらに後続も混乱なく1コーナーを通過していった。
東京工科自動車大学校の学生たちがメインテナンスするマシンを委ねられた#21 銘苅は、「大切なマシンを無事に戻さないといけない」としながらも、1周目から速いペースを保ち、オープニングラップで2位を走る#86 福田との差を0.916とし、その後も1'45秒台前半のペースを重ねて、#86 福田との差をじわじわと広げていく。一方、#12 Stanleyは予選で1分44秒台をマークした2台のあとに従い、「自分の走りとどこが違うかを知る良い機会に」したという。
レースはそのまま推移。途中、#21 銘苅がミスにより姿勢を乱す場面もあったが、2位の#86 福田を寄せ付けず、開幕戦の勝者に。3位の#12 Stanleyはレース中に#21 銘苅に次ぐベストタイムをマークし、第2戦の2番グリッドを手に入れている。カップクラス カテゴリーⅡは、マシントラブルで予選が振るわなかった#50 須崎弘一郎が#31 小川勝人を抑えた。オープンクラスの#13 テルオはマシントラブルによりピットスタートとなったが、トップと同一周回で完走している。
心配していたローリングスタートが上手く決まり、先頭で1コーナーに入れました。そこからは後続を気にせず、ミスをしないよう自分と向き合う走りを心がけました。タイヤのマネージメントが難しく、何度かミスをしてタイムを落とすこともありましたが、それでもトップを守りきりました。第2戦はミスをしないことを一番の課題に走るつもりです。
スタートでは上手く後続を抑えられましたが、トップに逃げられてしまいました。全体としては決して悪いペースではなかったんですけどね。後半はタイヤが厳しかったけど、自分なりにペースを保つことができました。第2戦は3番手スタートなので、1周目から2番手、1番手に勝負を仕掛けていきたいと思います。
前の2人とラップタイムに0.5秒の差があるので、まずは勉強しないといけないということで、離されずに最後までついていくことを目標に走りました。するとブレーキングポイントが僕よりも深くて、それを真似することで、少し走りが掴めたかなという印象です。第2戦はニュータイヤで挑むので、僕にアドバンテージがあるはずです。
クルマを壊さないよう、無事にピットに戻ることだけを考えてレースに臨みました。タイムには納得できませんが、初戦を無事に終えられてよかった。第2戦は楽しくレースを進めながら、少しでもタイムを詰めることでできればいいと思っています。
フォーメーションラップでアクセルワイヤーが戻らなくなり、ピットスタートになりました。それで決勝レースは焦ってしまい、思いどおりの走りができませんでした。第2戦は落ち着いていきたいと思います。
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