次にレースが動いたのは6周目。ずっとサイド・バイ・サイドの争いを繰り広げていた#9 小林が、ヘアピンで#76 高木がアウトに膨らんだ隙を見逃さず3 位を奪取。その様子を背後から伺っていた#16岸本も続いて4 位に浮上する。抜かれた#76 高木も懸命に両者を追うが、7周目のダンロップ・コーナーで単独スピンを喫し、順位を落としてしまった。その間に後続とのギャップを着実に広げていった#90 呉は最終的に9.171 秒ものギャップを築き、5 連勝を達成。一時2.399 秒にまで差を詰めた#1 KEN YAMAMOTO だったが、そのまま2 位でフィニッシュした。さらに3 位には富士で久々の表彰台となる#9 小林が入っている。 #16 岸本を挟んで、最後まで接戦だった5 位争いは#44 HISATEA が制し、GT3-II クラスで孤軍奮闘していた#26 橋村 剛は、GT3-I クラス6 位の#84 Masa TAGAに0.819 秒差まで迫る7 位でフィニッシュ。